【製図試験対策】タイムスケジュールを作らない人は損をする!

試験対策

どうも! とろかふ。です

皆さん、着々と建築士製図試験対策に勤しんでいらっしゃいますでしょうか。
製図試験対策は、出来るだけ早く準備をするに越したことはありません。

短距離走は、フライング禁止ですが、製図試験対策は、フライングし放題です!
しかも、フライングを早くすればするほど、合格に直結します。

この記事を読んで欲しい方

・建築士製図試験を受ける方
・タイムスケジュールの作り方を知りたい方
・タイムスケジュールを取り入れてみようとお考えの方
・管理人のタイムスケジュールの詳細を知りたい方 など

 便宜上、一級建築士試験の内容で解説をさせて頂きますが、二級・木造建築士試験でも有効な手段ですので、ぜひ最後までご覧ください。 

今回は、 タイムスケジュール の実践編として、出来るだけ早く製図試験対策を行えるように、私が実際に使用したものを細かく解説して参ります。

この記事を読んだ瞬間から、合格は近付いて来ていますので、遠ざけないようにしっかりと準備をしていきましょう!

とその前に、まだ次の記事をお読みでない方は、先にご覧になられてからこの記事を読むことをお勧めします。

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タイムスケジュールの詳細

建築士製図試験を攻略するには、ご自身の作業工程を明確にし、極力タイムロスを少なくすることが何よりも不可欠です。製図試験対策に何をすれば良いか迷っている方は、まずタイムスケジュールを作成しましょう。

タイムスケジュールを作らない人はをする!

ここまで断言出来る理由は、私が タイムスケジュール を作成したことで、一級建築士試験合格を勝ち取れたからです。

やっと、一級建築士の免許証が手元に届きました!
やっと、一級建築士免許証明書が届きました。郵送受け取った場合の、同封書類もご紹介します。実物をご覧になりませんか。二級建築士の実物との比較も致します。

私のタイムスケジュール

この画像は、私が一級建築士試験を受ける際に、実際に作成したものです。
クリックで画像が拡大します。

画像だけではわかりにくいと思いますので、大まかに表にするとこうなります。上から下に進んでいきます。(一級建築士製図試験の試験時間は6時間30分)

タイムスケジュール
作業工程 プラン
理想 エスキス
読み取り 20分 20分
エスキス 60分 70
プランニング 60分 60分
チェック 10分 10分
作図 STEP 1 15分 2時間30分 15分 2時間20
STEP 2 60分 55分
STEP 3 15分 15分
STEP 4 60分 55分
計画の要点(チェック含) 60分 60分
補足・体裁 30分 30分
合計 6時間30分 6時間30分

作図時間は、「 エスキス 」プランでは2時間20分、「理想」プランでは2時間30分としています。課題の難易度やその時の体調などによって作業工程を柔軟に対応出来るように2パターンを設定しています。

ちなみに、作図時間2時間30分は、初めて図面を描く方にとって、早いペースかもしれません。描き始めの頃は、3時間は掛かると思います。徐々に描き慣れて、効率の良い方法を突き詰めると2時間30分も見えてきます。

 

二級や木造建築士試験を受ける方は、時間配分を二級・木造の試験時間に合わせてください!

読み取り

課題文の読み取り時間は、20程度を見込んでいます。

エスキス や プランニング に自信のある方は、もう少し長い時間を割いても良いと思いますが、最低20は必要でしょう。

課題文を読むときは、蛍光ペンを使って重要な箇所にチェックを入れるようにしていました。どこに何が書いてあったかを瞬時に判断出来る課題文作りをする必要があるからです。

実際に使用していた蛍光ペンがこちらになります。蓋が無いタイプの蛍光ペンなので、蓋を地面に落として拾う時間が無くなり、時間短縮(時短)に効果的です。戦友の大部分がこの蛍光ペンを使っていたことから、お勧めの一品です。

エスキス

エスキス は人によって得意不得意が分かれます。私は得意ではないので、60分から70分程度時間を割いていました。

1度目の製図試験では、エスキスの作業工程を気にせずに、がむしゃらに問題と向き合っていました。結果は不合格でした。

2度目の試験では、1度目の反省を生かし作業工程を明確にするようにしました。その結果、エスキスのコツをつかむことができ、合格を勝ち取ることが出来ました。

エスキスのコツ

エスキスが急に上達することはありませんが、コツを言うなれば、やはり作業工程を身に付けることです。
私の場合、紙にまとめてはいませんが、何度も繰り返す中で修正を加えながら、自分に適した作業工程を身に付け、効率化を図っていきました。

プランニング

作図作業に入る前に、チェック作業を必ず行いましょう!ここで、十分に時間を割き、 プランニング と課題文との整合性を確認します。
ここでチェックを怠ると、あとで痛い目に遭います。
caution
図面をあらかた描いた後に、「 コア の位置が各図面で間違っていた」や、「部屋の数が足りない」なんて事件が発生した場合、 プランニング をし直し、図面を修正しなければなりません。このような重大なミスをしてしまったら、もう合格は難しいでしょう。

重大なミスを犯さないためにも、作図開始前に必ずチェック作業を行ってください!
絶対に!!

作図

私は、作図作業を4つのステップに分類して管理していました。全部を書き出してみます。

STEP 1 : 外壁の下書き、 柱打ち 、吹き抜けマーク
STEP 2 : 下書き、PS 、EPS 、DS 、シャッター、非常口、壁、開口部、庇、 延焼ライン 、上部開放マーク、コアPC 、 ×マーク 、外構、植栽、花壇
STEP 3 : 断面図作成
STEP 4 : 家具、避難経路、文字入れ、 防火設備特定防火設備 、面積表、植栽(体裁用)、チェック

やたらと細かく分類されていますが、何度も修正を加え、この作業工程にたどり着きました。
まだ、具体的な作業工程を決め兼ねている方は、私の タイムスケジュール を基にして作成するのも良い方法だと思います。

延焼ライン、防火設備、特定防火設備などは、私が受験した年の試験課題特有の作業工程なので、その年の試験課題に合った方法に適宜変更を加えてください。

計画の要点

計画の要点には十分に時間を割きたいので、16時から作業が開始出来るように「16時死守」としています。

計画の要点は、時間を短縮するために時間配分を短くされやすいそうですが、試験での配点が「図面5割、計画の要点5」と言われていることから、安易に時間を短くすると痛い目を見ます。

時間にある程度のゆとりを持たせ、図面と計画の要点との整合性を確認するためにも、十分に時間を割く必要があります。

計画の要点を作図開始前にやる手法もありますが、私はお勧めしていません。
お勧めしない理由を次の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

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補足・体裁

17時からの30分間を「 補足 ・体裁 」の時間として設定しています。

補足 は、各図面(平面図、断面図 など)へ最低1つは書く必要があります。可能であれば、1つと言わず書けるだけ書いてください。そうすることで、図面の見栄えがぐーっと良くなります。

体裁は、全体を俯瞰した際に、描き落としなどを整える作業時間として割いています。私の場合、寸法の書き漏れや花壇をより密に描くことを行っていました。花壇を密に描くだけでも、同様に図面の見栄えが良くなります。

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図面外し

タイムスケジュール に記載されている「 図面外し 」とは、上で説明を行ったSTEP 4の作図作業を行う場合に、平行定規から図面を外した状態で、残りの作図を行うことを意味します。以降、平行定規を使わないことが前提なので、図面を平行定規から外した後、平行定規は邪魔にならない位置に退避させておきます。こうすることで、図面をくるくる回しながら文字を描くことが出来るため、描くスピードが速くなります。

この 図面外し は、他者へのアピールにもなりますし、「さぁ、部屋名を描くぞ!」といった気持ちにもなりますので、ここで一旦気合を入れ直したい方にはお勧めです。

 

平行定規を使う必要が無くなってから外すのがポイント!

ダウンロード

ルーズリーフなどに、独自のタイムスケジュールを作成するのが面倒な方は、テンプレートを用意しましたので、ダウンロードもしくは、印刷をしてぜひ使ってみてください。

PDFを印刷する場合、罫線が潰れて見づらいかもしれません。エクセルをダウンロードして、印刷するのがお勧めです。

 

< 一級建築士用 : 6時間30分 >
タイプ 1 : PDF

タイプ 2 : PDF

< 二級・木造建築士用: 5時間 >
タイプ1 : PDF

タイプ2 : PDF

エクセルで欲しい方は、Excelをクリックしてダウンロードをしてください。(一級、二級・木造をまとめています)

余談ですが、ルーズリーフは無印5mm方眼が使い勝手が良くお勧めです。

おわりに

以上が、タイムスケジュール実践編の解説です。私は、一級建築士製図試験を2度目の受験で突破することが出来ました。1度目と2度目での違いは、このタイムスケジュールを作ったか否かです。

皆さんの製図試験突破には、タイムスケジュール作成が欠かせません。全く同じでも構わないので取り入れることを強くお勧めします。

早めの準備が合格へのカギ! 備え有れば憂いなし

最後までご覧頂き、ありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。

編集後記

製図試験に有用な選りすぐりの「製図の神器」をコレクションにしています。11秒でも時間を短縮したい試験において、共に試験を戦う道具を揃えることは必須です。

ご興味のある方は、こちらも併せてご覧ください。