建築士とは? どういう資格なの

What is a architect 建築士とは

どうも! とろかふ。 です。
皆さんは、建築士にどのようなイメージを持たれるでしょうか ?

劇的ビフォーアフターの匠!

確かにそのイメージがありますね。笑
私が建築士を目指したきっかけをくれた番組でもあります。

人によって様々なイメージがあると思います。
ここでは、「建築士とはなんぞや?」について深く掘り下げていきましょう!

受験資格が緩和されます!
建築士試験の受験資格が緩和されます!建築士法の改正により、建築士試験が受けやすくなります。改正の内容を解説します。また、改正によってどのような影響が出るのかについても考察しています。

建築士制度

建築士とは

建築士とは、建築士法に基づく資格で、国土交通大臣又は都道府県知事から免許の交付を受け、建築物の設計及び工事管理等の業務を行う技術者の資格

参照元 : 建築教育普及センター

昭和25年に建築士法が制定され、一級及び二級建築士が誕生し、昭和59年からは木造建築士も誕生しました

建築士の種類

建築士の資格には以下のように級による分類があります
・一級建築士
・二級建築士
・木造建築士

一昔前の建築士免許証明書は証書によるものでしたが、現在はカード式となっており、一級建築士は”青色“、二級建築士は”緑色“、木造建築士は”茶色“に分けられています

車の免許証と同じ大きさで、財布の中に入れることができ、携帯しやすくとても便利です

また、建築士の資格には上位資格が存在します
(大抵の建築士には必要性を感じない資格ではありますが…)
・構造設計一級建築士
・設備設計一級建築士

構造設計一級建築士は”青紫色“、設備設計一級建築士は”えんじ色“となります

建築士の種類別の業務範囲

先ほど、建築士の資格には級があるとお伝えしました
では、級によってどのような違いがあるのでしょうか

以下に、建築士の種類別による業務範囲をまとめました

簡単にまとめると、このように扱える建物の用途、規模、構造が分類できます(左に行くほど、制限が少なくなる)
一級建築士 > 二級建築士 > 木造建築士

※上の表で、”だれでもできる”とありますが、これは建築士の資格が無くても設計をしても良いということです
つまり、一定の規模以内であれば、建築士の資格は不要です

建築士の登録者数

一級建築士:366,755人
二級建築士:761,558人
木造建築士: 17,825人
(平成29年4月1日現在)

登録者の中には2重(一級と二級など)で登録している方や、すでに亡くなっているが届け出をしていない場合もあり、実際にはこの数より少ないと思われます

建築士第1号

記念すべき建築士第1号は一体どなたが取得されたかご存知でしょうか
元首相で、田中 眞紀子氏の父であり、ロッキード事件でも有名な田中角栄氏が建築士第1号の取得者であるとよく言われるようですが、どうやら違うようです

日本建築士連合会が初めて出版した「一級建築士名簿 昭和29年版」によると、田中角栄氏の登録番号は、16,989号となっています

では、建築士第1号を取得された方は一体誰なのか?
雑誌「建築士 2005年12月号」によると、
山形県の渋江菊蔵 さんと言う方が、本当の建築士第1号のようです

参考

建築士に関してもっと詳しい情報を得たい場合は、以下のリンクもご参照ください

国土交通省
公益財団法人 建築技術教育普及センター
公益社団法人 日本建築士会連合会